ホテル民泊のチェックインには本人確認が必要!違反すると刑事罰も、、

2018年民泊新法の成立を皮切りに、住宅宿泊事業の申請数は令和3年9月時点で29,720件と法律施行から堅調な増加傾向を見せています。コロナ禍においてもオフィス、家に続く第3の職場としてテレワークを支えており、民泊の新たな可能性が見いだされました。

今後2025年には大阪万博も控えており観光需要の回復を見越すと民泊需要はまだまだ成長過程にあるといえます。そこで今回はこれから民泊を始めるという方のためにチェックイン時の必須業務である「本人確認」について基本的な知識を紹介していきます。

引用:https://www.mlit.go.jp/kankocho/minpaku/business/host/construction_situation.html

民泊にはチェックイン時の本人確認が必要!

民泊新法(住宅宿泊事業法)の第8条では、民泊を運営する事業者に対して宿泊者名簿を正確に控えるための措置が以下の文言の通り義務付けられているのです。つまり本人確認は正確な宿泊者名簿を保管するために欠かすことができない重要な作業なのです。

”住宅宿泊事業者は、国土交通省令・厚生労働省令で定めるところにより届出住宅その他の国土交通省令・厚生労働省令で定める場所に宿泊者名簿を備え、これに宿泊者の氏名、住所、職業その他の国土交通省令・厚生労働省令で定める事項を記載し、都道府県知事の要求があったときは、これを提出しなければならない”

e-gov 法令検索 住宅宿泊事業

本人確認を通して事業者が宿泊者の情報を把握するべき理由は他にもあります。それはセキュリティと衛生管理の観点からです。宿泊者の本人確認をすることで犯罪の未然防止になり、万一犯罪が起きた場合に加害者や被害者を早期特定することに役に立ちます。

衛生面として館内で食中毒や感染症が発生した際に感染経路を把握する働きもあるのです。こうした面から事業者に対しては施設の運営責任として本人確認が法律で義務付けられています。

万が一本人確認をせず住宅宿泊事業法の違反が明るみにでると、30万円以下の罰金が課せられます。本人確認の必要性は必ず念頭に置いておきましょう。

本人確認時に確認すべき項目

宿泊者の本人確認の際にチェックが必要な項目は主に次の3つです。

  • 宿泊者の住所
  • 宿泊者氏名
  • 宿泊者の職業
  • 国籍(国外在住訪日客のみ)
  • 旅券番号(国外在住訪日客のみ)

宿泊者が外国である場合は上記の項目にくわえて「国籍」「旅券番号」を確認する必要がありますのでご注意ください。これらの項目を確認することで宿泊者名簿の記載と齟齬がないかチェックします。

本人確認の際の注意点

本人確認を行う際にはいくつかの注意事項が存在します。まず事業者は宿泊者に正確な情報を宿泊者名簿に記帳してもらわなくてはいけません。仮に事業者の求めに対して宿泊者が応じず旅券や本人確認書類の提出を拒否した場合は、最終的に最寄りの警察署に連絡を行うなどの適切な対処が必要となります。本人確認を断られた際に特別扱いで宿泊させることはできません。

そして警察官から宿泊者の情報閲覧の要請が有った場合は基本的に応じる必要があります。これは決して珍しいケースではなく、筆者である私が実際にゲストハウスで働いていたとき警察官から人探しのための情報提供の要請を受けたことがあります。ですから仮にそのような状況になったときのためにも必ず本人確認は実施しておきましょう。

本人確認を行う際は原則として対面であることが決まっていますが、対面と同等の効果を持つチェックイン体制が整っていればタブレットやテレビ電話を使った非対面での本人確認も許可されています。

minpakuINでは旅館業法を遵守しつつ、非対面・無人での民泊施設運営が可能です。

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自治体によって上乗せ条例がある

特定の自治体では独自の規制によって本人確認作業を強化している地域もあります。この独自の規制は上乗せ条例と言われており、特に宿泊客の多い観光エリアや外国人が多いエリアで適用されています。

例えば東京都墨田区ではICT機器でチェックインを許可する代わりにリアルタイムの防犯カメラで宿泊者を確認できる仕組みづくりが求められます。民泊をお考えなら地域ごとの条例についてもあらかじめ確認するようにしましょう

民泊運営におすすめの本人確認サービス

宿泊者の本人確認は対面でなくとも、対面と同等の効力を持つ手段であればICT機器による非対面式の本人確認が国で認められています。次に非対面での本人確認を可能にする代表的なチェックインサービスの例を4つ紹介します。

minpakuIN

フロントをなるべく省力化して人員コストを抑えたい。そんな希望を実現するチェックインサービスの定番がminpakuINです。パスポート情報や宿泊者台帳の取得といったフロント業務を全てオンライン上で完結でき、通常有人であるフロントを省力化するので人員コストの削減を可能にします。

またタブレットのビデオ通話機能によって対面での本人確認と同じ効力を発揮するので、保健所が定める本人確認の要件を簡単にクリアすることができます。また今後の訪日外国人需要を考えると多言語機能は備えておきたいですよね。

minpakuINのコールセンターオプションを使うと日本語のほか英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応しているオペレーターにつながり、宿泊者側の満足度や利便性にも応えられるのです。

また通常の民泊はもちろん、国が指定した特別地域での特区民泊、旅館といった様々な宿泊形態に活用頂け、パスポートを取得することで地域の条例への認定要件も容易に満たすことが可能です。全国の都道府県で導入実績をもっており、すでに延べ8000戸近くの事業者が利用していること、またAirbnbの公式パートナーに認定されていることからも信頼性の高いサービスです。

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あんしんステイloT

あんしんステイloTは宿泊者からの緊急連絡に対応する宿泊者サポートであったり、オーナーに代わって個人情報の管理をを運営会社が請け負ってくれたりとオーナーのバックアップ機能に優れています。

あんしんステイloTのホームページによると、業務コスト(時間)が従来の3分の1まで軽減することを紹介しており導入後の効果は間違いないようです。本人確認はタブレットのカメラを使ってテレビ電話で行うため法律、条例に即した宿泊者の確認が可能で、感染症対策の未然防止にもつながることからまさに時代に即したサービスといえるでしょう。

テレビdeチェックイン

テレビdeチェックインはオペレーターによる24時間365日のフロントデスクの代行、旅館業法・民泊新法の本人確認作業へ対応、そして問い合わせメールや予約管理のアウトソーシングなど一連の業務を一括で請け負ってくれます。

特徴としてGo to Travelにも対応しており、「体温チェック」「本人確認」「接触確認アプリ、新しい旅のチケットの利用」といったGo to Travelの各種対応もテレビdeチェックインが事業者の負担を代替してくれます。

エアサポタッチ

エアサポタッチは特区・民泊新法にも対応した非接触型のチェックインタブレットです。パスポートチェック、本人確認、ハウスルールの同意といったチェックイン業務のほかチェックアウトの管理も抱き合わせで管理を行います。エアサポタッチは月額3,685円といったお手軽さ特徴のシステムです。

本人確認サービスを使いながらも合法的な民泊運営を!

民泊を運営するにあたり本人確認は法令による決まりが厳しく、同時に一切手を抜けない作業であることがお分かりいただけたでしょうか。本人確認作業がすべて手動頼りになると事業者の業務負担が増えるだけでなく、このご時世感染症リスクも考えられます。

これから民泊を始めるのならICTを活用して業務負担の少ない健全な運営をおこなっていきましょう。どの本人確認サービスが最適かわからないという方はminpakuINがおすすめです。導入実績業界No.1であることから機能性、操作性が裏付けられており、何よりフロントの無人化により業務時間、人員コストの削減に大きく貢献してくれるでしょう。

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