目次
OTA(オンライン旅行代理店)とは?
OTAとは、Online Travel Agentの略称です。オンライン上にのみある旅行代理店のことを指しており、じゃらんや楽天トラベル・Booking.comが代表的なOTAです。
JTB、HISとの違いは?
JTB、HISなどの旅行会社(リアルエージェント)との違いは実店舗を持つか持たないかです。
JTBなどもインターネット販売してるから同じじゃないの?と思うかもしれませんが、これらの会社は店舗営業を行っているのでOTAには含まれません。
代表的なOTA比較5選
ここでは国内、国外のOTAサイトのうち特に有名なサイトを紹介し、客層・特色を比較していきます。掲載する際の参考資料にお使いください。
一休.com

一休.comは、ホテルやレストランの予約事業を行っている一休の宿泊予約サイトです。一休最大の特徴は、ラグジュアリーホテルや高級旅館のみを取り扱っていることです。
掲載宿数は他の大手に及びませんが、確立したコンセプトの元OTAサイトとして成長を遂げています。また、高級なビジネスホテルだけを扱う一休.comビジネスも近年人気が出ています。
特徴:高級旅館・高級宿のみを取り扱う。利用者の平均年齢は40代。ターゲットが絞られている。高級なビジネスホテルだけを扱う一休.comビジネスもある。
客層:平均年齢40代。富裕層。記念日祝いのカップルも多々。
Yahoo!トラベル

Yahoo!トラベルは、日本最大級のポータルサイトYahooが運営している宿泊予約サイトです。予約数・アクセス数はじゃらんや楽天トラベルに及びませんが、安さとポイント還元で差別化を図り予約数を伸ばしています。
特徴:楽天がポイント1%還元・じゃらんが2%の中、Yahoo!トラベルではTポイント5%還元を実施しています。ダイナミックセールやLCC連携の格安プランなど安さが売りで「子供連れに人気 × 東北」のようにランキング機能が充実しており、家族連れに人気です。
ビジネス出張者向けには、路線図での検索が可能となっており不慣れな土地でも簡単に宿を探すことが可能。直前割も豊富。
客層:ビジネスマン・ファミリー層。安さ重視の方。
AirBnB

もともと2008年にアメリカで始まった民泊向けに始まえい欧米人を中心に人気を拡大した予約サイトです。今も世界各国の貸別荘やバケーションレンタル、一棟貸施設を中心に掲載されています。
特徴:現在世界220の国と地域の宿泊施設が掲載され累計10億人が利用。
客層:世界中から日本に訪れる人々。基本的には海外のバックパッカーや国内ならば1棟貸し利用のお客様が多い。

弊社が提供する『minpakuIN・HOTEL SMART』では国内PMS・チェックインシステム初となるAirbnbとの直接連携を可能にしております。
ゲストからAirbnbにて予約された情報は、自動で『minpakuIN・HOTEL SMART』に取り込まれるため、これまで必要であった手動での予約入力作業が不要となります。また、予約取り込み・在庫連携以外にも開発を進めてまいります。
minpakuIN・HOTEL SMARTでは、宿泊施設の課題を解決し、さらなる顧客満足度の向上と、収益の向上を実現する宿泊施設向けオールインワンシステムです。サービスの概要や導入事例、具体的な運用方法をまとめた資料をお配りしております。ご検討のお役に立てください!
Booking.com

Booking.comは、これまで紹介した4つのサイトとは異なり、国外のOTAです。
世界最大のOTAであり、アメリカでは予約数がダントツ1位。インバウンド旅行者の獲得にも期待ができるOTAです。
特徴:世界70ヵ国でサービスを展開している世界最大のOTA。ホテル・バケーションレンタル・ビジネス利用に向いている。インバウンド集客に最適。宿泊施設オーナーが24時間年中無休で無料のサービスが受けることができるため海外の顧客でも言語の壁を感じることなくやりとりが可能。グランピングや船上ホテルなど宿検索項目が充実。個人経営者(airbnbのような部屋貸し)も多い。特集は充実していない。
客層:世界中から日本に訪れる人々。国内国外問わずビジネスマン。1人旅行者も多い。
OTAって日本でどのくらい使われているの?
ここでは、日本でのOTAの利用率、また今後の見込みも紹介していきます。
アメリカの大手旅行調査のフォーカスライト社の調査によると、日本におけるの宿泊施設のオンライン販売率は44%でした。
2018年の時点で、「国内の中小旅館を含む予約のほぼ半分がインターネットで予約された」と言うことです。さらに別のデータでも出張で使われる国内ビジネスホテルのオンライン販売率は、55%と高水準です。
(出典:https://www.travelvoice.jp/20190705-133963)
この時点で、OTAの需要の高さは一目瞭然ですが今後どうなっていくのでしょうか?同じフォーカスライト社が発表した2022年の見込みオンライン販売率は49%になると予想されています。
残念ながらコロナによって海外からの旅行客は一時的に減ってしまいましたが、今後は1人での利用や手軽さを考えたらオンライン予約が多くなるのも想像がつきます。OTA市場の伸びからも、今後さらにオンライン比率が高まっていくのであれば、OTAをうまく活用することがより良いホテル運営につながります。
インバウンド訪日外国人はどのくらいOTAを使うの?
ここでは、年々伸びているインバウンド(外国人観光客)のOTAの需要の高さにも注目して解説していきます。日本を除く世界各国では、OTAが主要な予約ツールであり店舗営業と比べるとその差は歴然です。
中国ではホテル予約の91%がOTA経由、アメリカでは72%とOTA経由での需要の高さは年々増しています。
(出典:http://www.travelvoice.jp/20160819-72344)
海外でOTAは主流ということは、つまり日本を訪れる外国人観光客のほとんどがOTAを利用するという事になります。Booking.comやExpediaをはじめとした国外OTAに掲載するメリットはここにあるのではないでしょうか。
また、近年InstagramなどSNS上の情報が豊富になり「SNSで話題の宿を自身で予約する」そんなことが出来るのもOTAならではの魅力です。これまでOTAの需要や各サイトの比較について解説してきましたが、改めてOTAに掲載するメリットをご紹介します。
業務効率化
電話予約を受け付ける場合、作業の中断や多言語対応、営業時間など受付時間の制約など効率や生産性の低下につながります。
また、サイトコントローラーやPMSへの外部読み込みも自動で行えるため、予約情報の入力業務や料金/在庫状況などの管理も効率化することが可能です。
加えてチェックインシステムを導入することによりレジカードの記入やパスポートのコピー作業、領収書発行なども自動化することが可能になるため、業務効率化や人為的ミスの防止に繋がります。




